昔ついたお洋服の染みも綺麗になります

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さてさて、今回のトピックスはお洋服に付いた「染み」について。

コーヒー、紅茶、ケチャップやソース
毎日お洋服を着ていると何かしらの染みが付いてしまいますよね。

クリーニングに出しても取れない染み。
実はお家で簡単に落とす事が出来るんです!

まずはクリーニングのちょっとした知識から。
今回の参考書籍は
宝島社ムック出版「福永真一の家庭でカンペキしみ抜きBOOK 」です。
まずは、ドライクリーニングというものは「石油」で洗濯されているのは
ご存知ですよね。

なぜ「石油」で洗うのか、これは洋服の「型崩れ」や摩擦による「繊維の磨耗」を
防ぐ為だそうです。
どんなスーツもパリッと、コートは綺麗に仕上げてくれるドライクリーニングですが、
実はドライクリーニングは「染み抜き」って凄く苦手なんだそうです。

先日オークションでROPEのスカートをとてもお安く落札しました。
なぜお安く落とせたかというと「染みが付いていたから」だそうです。
クリーニング屋さんに「染み抜き」をお願いしても落ちなかった染み
が裾にポツリとあったせいで、400円で出品されていました。

落札後、出品者様に原因をお尋ねしたところ「コーヒーのようだけど覚えがない」
とのこと。

早速「福永真一の家庭でカンペキしみ抜きBOOK 」を片手に染み抜きを
行ってみたところ、結果はバッチリ!
原因不明の染みも綺麗に落ちちゃいました。

さて、クリーニング屋さんでもお手上げだった染みをどう抜いたのか
本当ならば「福永真一の家庭でカンペキしみ抜きBOOK 」を読んでいただければ
すぐ分かるのですが、
ちょっとだけ抜粋してご紹介しますね。

今回の染み抜きのターゲットはアクリルの青い水玉模様の付いたひらひらのスカート。
染みの原因は「たぶんコーヒー」。
染みは付いたその時に対処すれば、少しは軽減されるらしいのですが
今回はかなり時間の経った状態。

次に用意するもの。
1.マツイ棒(割り箸とかにコットンを付けた大きい綿棒ですね。)・・・数本(今回は2本)
2.キッチンペーパー
3.食器用洗剤
4.ワイドハイター
5.重曹
6.洗面器
7.やかん
8.あればゴム手袋

実際の手順をご紹介しますね。
1.コーヒーと思われる染みに10倍くらいに薄めた食器用洗剤をマツイ棒に付けて
トントンと叩きます。
※染みの周りから中央にかけてトントンすると染みが広がりません。
※下にキッチンペーパーを置いて、染みを叩き移していきます。
今回はかなり放置されていたので、染みは全然キッチンペーパーに移動して
くれませんでした。
※必ず「トントン」叩いてください。「ゴシゴシ」すると布地の繊維が切れて
よれよれになってしまいますので。
※この段階で、やかんでお湯を沸かしておきます。お湯が沸いたら弱火で待機。

2.洗面器にぬるま湯を張って、洗剤を落とします。

3.ワイドハイターと重曹を1:1の割合で混ぜて、マツイ棒に付けて
またトントン叩きます。

4.上記を付けた後、放置せずにすぐにやかんの口から出る蒸気を3秒ほど当てます。
※蒸気は熱いので気をつけてください。
※シュンシュンに沸かした状態ではなくても一旦沸騰後の弱火の蒸気でも十分です。

5.ぬるま湯で洗います。

6.洗濯機もしくは手洗い(エマールやアクロンなどおしゃれ着洗い)で全体を洗います。

以上の作業で頑固な染みもすっかり綺麗になりましたよ。

重曹がワイドハイターの漂白作用を促進して、蒸気を当てることで漂白作用が
さらに活性化されるそうです。
蒸気を当てた部分からプクプクと白い泡が立って、「あっ漂白されてる」って分かりますよ。

でも蒸気には本当に気をつけてくださいね。

あと染め物素材などで作られたお洋服だと、色が抜けすぎてまばらになってしまう
場合があるので、必ず見えないところでパッチテストを行ったほうが良いです。

でも、一番良いのは「福永真一の家庭でカンペキしみ抜きBOOK 」を読むのが
繊維や染みの原因ごとに染み抜きの方法を解説しているので、大変分かりやすいと思います。

是非是非、タンスに眠っているお洋服をもう一度綺麗にして再利用してみましょう。
コレも「物を大切にする=エコ」ですよね。


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このブログ記事について

このページは、sumomoが2009年3月23日 10:49に書いたブログ記事です。

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