古物商取得の為、書類申請してきました

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今回リサイクルのお話に付随して、
「古物商」という免許の取得について
色々私が覚えたことを記載していきますね。

まずはじめに
自分の持ち物をオークションなどで出品する分には
古物商の免許は必要ありません。

「モノ」をオークションやブックオフなど安いところで仕入れて
買値よりも利益を上乗せしてオークションに出品、販売する場合
に古物商の免許が必要になってきます。

以前、どこかの主婦がチケットをヤフオクで転売して
何百万稼いでいた所、捕まってしまった。
という事件がありましたが、これも「ダフ屋行為」として
古物商の免許をもっていないと、捕まってしまうんですね。

私は「今すぐに!」という切羽詰った状況ではないのですが、
後々にサイドビジネスとして古物商で経営出来ればなぁと思い
今回免許を取得することにしました。
(11月20日現在、まだ申請中ですが…)

カンタンな古物商の知識と取得方法を書いておきますね。
(でも、これはあくまで私が「個人」で申請したので、申請先の管轄等や申請者の内容によって変わってきますので
あくまでもご参考程度に…)



◆そもそも古物商とは
基本的に20歳以上の方であれば、どなたでも申請可能な資格となります。お住まいの最寄警察署に必要書類を申請し、公安委員会から許可が下りれば、免許取得となります。

※次に該当する方は、許可を受けられません
1. 成年被後見人、被保佐人又は破産者で復権を得ないもの。
(従来は禁治産、準禁治産と呼ばれていたもの)
2. 禁錮以上の刑、又は特定の犯罪により罰金の刑に処せられ、5年を経過しない者
3. 住居の定まらない者
4. 古物営業の許可を取り消されてから、5年を経過しない者
5. 営業に関して成年者と同一の能力を有しない未成年者

※要は、
・ちゃんと一人でも生活できて
・未成年ではなくて
・借金や破産してなくて
・逮捕歴や警察のお世話になってなくて
・ふらふら住所不定のホームレスタイプではなくて

という感じで、ワタシなりに解釈してみましたがいかがでしょうかね?

◆取扱い品目
(1)美術品類 (書画、彫刻、工芸品等)
(2)衣類 (和服類、洋服類、その他衣類品)
(3)時計・宝飾(時計、メガネ、宝石類、装身具類、貴金属類等)
(4)自動車 (その部分品を含む)
(5)自動二輪車及び原動機付自転車(これらの部分品含む)
(6)自転車類 (その部分品を含む)
(7)写真機類(写真機、光学器等)
(8)事務機器類 (レジスター、タイプライター、計算機、ファクシミリ、複写機、パソコン等)
(9)機械工具類 (電気類、工作機械、土木機械、化学機械、工具、猟銃等)
(10)道具類(家具、運動用具、楽器、PCソフト、CD、玩具類、等)
(11)皮革・ゴム製品類 (カバン、靴等)
(12)書籍(各種本全般)
(13)金券類(ビール券、野球入場券、クーポン券等)

※先程記載した主婦の方は多分13項目目で引っかかってしまったんですね。


◆古物商の免許を取るには

取得に際して参考にさせていただいた本およびブログのご紹介をします。

新人古物商 古物市場奮闘日記
http://kimu-kimu.seesaa.net/category/2379993-1.html


リサイクルショップ・ネットオークション・質屋業開業手続き・許認可申請実践マニュアル
1800円

上記をもとに申請書を作成しました。


◆必要な書類と申請金額

1・古物商許可申請書
各都道府県の警察のページよりダウンロードしました。
(直接警察署に取りに行っても良いらしいです)
http://www.pref.kanagawa.jp/yousiki/police/0301/pri0301201.htm

申請用紙や誓約書のファイルが記載されている一覧
http://www.pref.kanagawa.jp/yousiki/50_k.html

※私も神奈川県在住だったので上記の「新人古物商 古物市場奮闘日記」の方の
アドバイスどおり記入して警察署に持っていったんですが
警察官の方に内容を見ていただいた際、ちょっと違っていたので書いておきますね。
(場所によっても違うんでしょうかね?)

私の使用した申請用紙
・別記様式第1号その1(ア)(第1条関係)
・・・・・ポイント
    種別の箇所には個人に、行商をするに丸をつけました。
    取扱い区分はひとつだけに丸をつけないといけないのかなぁと思っていましたが
    ナント!いくつも付けて良いみたいです。
    今後取り扱う可能性があるのなら初めに丸をつけておけば、修正申請する手間が
    省けるので良いですね。
・別記様式第1号その2(第1条関係)
・・・・・ポイント
    上記の「新人古物商 古物市場奮闘日記」の方の場合は「営業所なし」で
    良かったようなのですが、ワタシの場合は「営業所あり」に訂正され、
    自宅の住所を書きました。
    インターネットを自宅でやるので、「自宅が営業所」という扱いみたいです。
    それから、営業所の名称(屋号)が決まっていなかったので「個人名」で書きました。
    もしお店の名前とか決まっていたら、この用紙に屋号を書くようです。
・その3
・・・・・ポイント
    専用のページを作成してお商売をするのではないので
    ヤフオクなどの方は記入する必要はありません。
    ただし、「URLを記入する」必要がないだけで
    「電気通信回線に接続して行う自動公衆送信により公衆の閲覧に供する方法を用いるかどうかの別」
    に「2.用いない」に丸をつけて提出する必要がありました。

※申請書類はたとえ提出する必要のないページでも全部用意しておいて、
再度記入してもいいように予備を持っていくといいかもしれません。
※ワタシの場合、間違いだらけで取り消し線と訂正印が沢山になってしまいました。
こんな申請用紙で免許が取れたら、またご報告しますね。
※あ、あと一番当たり前な事なのですが、提出書類なんでハンコは「認印」で
ワタシお恥ずかしいことにシャチハタを押してしまいました…
※「年号は西暦ではなく平成で」って言われました…


2・住民票の写し(1通)
お住まいのそばの市役所や区役所で取り寄せください
※自分の分のみで世帯主とかは必要ないみたいです。

3・身分証明書(1通)
本籍のある市役所や区役所で取り寄せください。
※住民票とまとめて申請しました。
※簡易出張所では身分証明書は発行してくれないので
また平日にお仕事をしていた私の場合、土曜日に区役所に行って取ってきました。


4・登記事項証明書
郵送で送ってもらうか、直接申請してもらう方法があるようです。
ワタシの場合は下記の申請書をあらかじめ記載しておいて
会社の近くの法務局の戸籍課で取得してきました。

・申請用紙
http://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/static/h_07.pdf
・法務局のページ
http://www.moj.go.jp/ONLINE/GUARDIAN/7-1.html
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/index.html

※自分の書いた内容がそのまま「登記されていないことの証明申請」にコピーされて
あっという間に出てきました。
※取り寄せの場合、日数がかかるようです。(直接行くとあっという間なんですけどね…)


以下は上記の「新人古物商 古物市場奮闘日記」の方のお言葉をお借りいたしました。

~~ここから~~

5・URLの届出書
ヤフオクを初めとしたネットオークション販売なら、不要です。独自にホームページを立ち上げての販売を検討している方は、必要書類を各都道府県のページよりダウンロード可能な場合がありますので、そちらを利用して書類を提出してください。

6・ホームページアドレスの利用証明書
URLの届出書に添付する必要がある記載書類です。上記5同様、ヤフオクを初めとしたネットオークション販売なら不要です

7・経歴書と誓約書類
都道府県によって、若干異なる場合があります。基本的には、現在までの職歴や学校の卒業年などを書く事が多いようです。事前に用意する場合と、申請日に渡された書類に記載する場合があるようです。写真が必要な県と不要な県があるようです。事前に確認しておくと良いでしょう

8・営業所、事務所の利用証明書
賃貸物件を営業所にする場合は、「事務所の利用証明書」が必要です。営業所ナシでネット販売メインの場合は不要です。


~~ここまで~~

9・申請手数料
都道府県管轄の証紙で19,000円用意します。
※警察署の隣にある「交通安全協会」で購入できます。



◆古物商の免許申請の仕方
最寄の警察署に申請します。当日でも良いので「生活安全課」の「古物商免許」の担当の方に
申請の旨を連絡して、何時ごろ伺いますと言って待っててもらいます。

ワタシの場合女性の方が担当だったので、とっても安心して
お話、申請する事が出来ました。
(あんなに赤ばっかりの申請用紙なのに、とっても根気良くお相手していただけました)


許可が下りるまでに40日前後(神奈川県の場合)かかるそうです。
あんなに赤が多い申請書で果たして免許はおりるのでしょうか。
免許が下りなかった場合、申請時に提出した1万9千円は返してもらえません。
(申請手数料みたいな扱いで、発行手数料ではないようです→ヒドイ)

さらに、免許を発行する際に4千円かかるみたいです。
まぁ、ワタシの場合免許が下りるかどうかがまず第1の問題なのですが…


あまりに警察官のみなさんが優しかったので、
別件で「ニセブランド品をヤフオクで買ってしまった被害届」を出してみました。
そちらの話はまた別の日記で書くことにします。


すもも


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このページは、sumomoが2008年11月20日 09:44に書いたブログ記事です。

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